池袋線用として1983年から1987年(昭和62年)まで製造された。車体外観は新101系とよく似た3扉車である。新101系との違いは、先頭車前面の「鼻柱」がなくなったこと、前面窓の左下部に車両番号を表記したこと、客室側面窓を2連ユニット構造として601系以前のような窓配置となったこと、車内の冷房吹出口がスリット状のものになったこと、車内の非常スイッチをボタン式の通報装置に変更したことなどが挙げられる。前面種別・行先表示器は手動式の101系と違い電動式で二つのダイヤルにより行き先、種別を別々に指令する。

また、車体側面の種別・行先表示器を西武鉄道で初めて採用した。制御方式は2000系と同一の界磁チョッパ制御を採用し省エネ化が図られている。主電動機出力は130kW、起動加速度は2.6km/h/s(1986年版会社要覧より)、ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキである。

MT比6M2Tの8両編成9本の72両が製造された。なお、1983年に落成した3編成は東急車両製造で製造され8両で出場したが、第4編成以降の6編成は自社の西武所沢車両工場で製造され、暫定4両編成で出場し、狭山線などで運行された後、中間車4両の落成後に8両編成となった。外部塗装は新旧101系・301系同様西武イエローにベージュの塗り分けであったが、保守作業明確化の理由で西武イエロー一色への変更を行い、1998年(平成10年)に完了した。


● 西武101系をベースに3000系に変更
● 窓サンを除去
● ヘッド・テールライト常点灯装備
● 車番転写シート、前面行先方向幕パーツ付属  

H0016  KATO 西武池袋線 3000系 TVアニメ「銀河鉄道999」ラッピング仕様  オープン
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