JR 常磐線快速 E531系
  M531系500番台
  (武蔵台線)
編成 15両(11M4T・9M6T)
10両 (8M2T・6M4T)
5両 (3M2T)
6両(4M2T)(3M3T)
4両(3M1T)
起動加速度 2.9km/h/s(3M3T・3M2T・6M4T・4M2T)
3.0km/h/s(8M2T・3M1T)
営業最高速度 180 km/h(軌間1067mmは160Km)
設計最高速度 200 km/h(軌間1067mmは180Km)
減速度 4.0 km/h/s(常用最大)
5.5 km/h/s(非常)
車両定員 162名(中間車)
147名(先頭車)
90名(グリーン車)
最大寸法
(長・幅・高)
20,000 × 2,950 × 3,640 mm
車両質量 34.0 t(付随車)
39.8 t(電動車)
36.1 t(グリーン車)
軌間 1,067 mm 1,435mm
電気方式 直流 1,500 V(架空電車線方式)
主電動機 140kW/基
(かご形三相誘導電動機)
歯車比 16:97(≒ 1:6.06)
制御装置 VVVFインバータ制御
- GTOサイリスタ素子 / IGBT素子
駆動装置 CFRP製TD継手撓板平行カルダン
台車 円筒案内式インダイレクトマウント空気ばね台車
DT46(B)形・TR231(A)形
サロM210形はヨーダンパ付
ブレーキ方式 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
直通予備ブレーキ
抑速ブレーキ
耐雪ブレーキ
保安装置 ATC (全路線)
製造メーカー 東急車輛製造株式会社
川崎重工業車両カンパニー
東日本旅客鉄道新津車両製作所
麻帆良学園都市重工業鉄道車両開発部



JR東日本

常磐線と水戸線で運用されている403・415系鋼製車の老朽化に伴う置き換えおよび競合する首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)への対策としての運転速度向上を目的に、E501系やE231系の使用実績を基に「人に優しい車両システム」をコンセプトとして開発した交直流電車で、2005年7月から運転を開始した。

2005年(平成17年)3月に最初の編成(K401編成〈基本・10両〉とK451編成〈付属・5両〉)が落成し、同月16日から公式試運転を開始し、同年7月9日のダイヤ改正から12編成90両(基本編成6本60両・付属編成6本30両)が営業運転を開始した。その後も増備が続けられ、2007年(平成19年)3月18日のダイヤ改正より上野発着の403系・415系・E501系の中距離電車運用をすべて置き換え、普通列車と特別快速の全列車が本系列による運行となり、同時にグリーン車の営業も開始した。以降、常磐線上野口発着の中距離電車の主力として使用されている。

JR東日本の通勤・近郊タイプの標準型であるE231系をベースとしながらも、さまざまな改良を加えている。具体的には、JR東日本の通勤・近郊型としては初めて最高運転速度を130km/hとし、その性能を活かして「特別快速」は上野~土浦間66kmを最短55分で運転している(途中9駅に停車)。床の高さを下げ(E231系比-35mm)ホームとの段差を少なくしたほか、車いす対応大型洋式便所の設置、お客さまの体形と設置場所に応じ3種類の高さとした新デザインの吊手の採用、ドア周辺の警戒色を配したカラーリングと開閉時のチャイム鳴動と表示灯点滅などにより、ユニバーサルデザインの深度化を図っている。
 編成は基本編成10両・付属編成5両で、基本編成のうち4両と、付属編成のうち3両はセミクロスシート、その他はロングシートである。ドアは半自動機能を備えており、車外スピーカによる案内ができるようにしている。車体はE231系に準じた構造とし、外部の帯は415系等と同じ常磐線のラインカラー(青色)で、座席の色はE231系の寒色系から暖色系のブラウンに変更するとともに、腰掛の幅・高さを見直し座り心地も向上させている。

製造は基本・付属編成ともに最初の6編成のみ東急車輛製造と川崎重工業が担当したが、2006年(平成18年)度以降は基本・付属編成ともに普通車のみJR東日本新津車両製作所で製造が行われた。ただし、編成中のグリーン車だけは東急車輛製造と川崎重工業で製作された。

本系列で採用された新機軸の多くは、後のE233系にも改良を加えられながら受け継がれている。

MTR (Mahora-Transportation-Railway) 麻帆良学園都市鉄道

MTRでは東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)で使用されているE531系をベースに、動力系統などのリフレッシュ工事を麻帆良学園都市重工業鉄道車両開発部で行い、運用されている。なおJR東日本のE531系とは異なる点が多く、一番の相違点は軌間の違いである。MTRでは1,067mmと1,435mmの二つの軌間を使用しているため、M531系は2種類の軌間の車両がある。
最高速度も1,067mmで160km・1,435mmで180kmになっており、JRより高速化されている。




車体設備

M231系などと同様のステンレス製の軽量構造幅広車体・片側4ドア構造であり、常磐線中距離電車と同じラインカラーである青の帯を巻く。床面高さは M231 系の 1,165 mm から 1,130 mm に下げられ、ホームと乗降口の段差を小さくし、かつ低重心化を図る。

先頭形状はM231系近郊タイプと同様に踏切事故対策として高運転台構造を採用している。配色は一新され、前面部の上半分が白色となり、帯のデザインも異なっている。前照灯・尾灯についても上部の行先表示器を挟んだ左右への設置となった。

先頭車はM231系近郊タイプ同様に衝撃吸収構造を採用しており、大型トラックとの衝突事故時にも乗務員と乗客の安全性を確保している。このために乗務員室奥行きを広めに確保している。

前面の フルカラーLED 式行先表示器はM231系よりも横幅を拡大した一体形であり、列車番号・列車種別・路線名が3つの表示器内に表示される。車体側面の表示器は2段表示も可能で、始発駅では停車駅をスクロールで下段に表示させ、途中駅では次の停車駅を下段に表示させる。また通勤・近郊形車両(JR東日本の211系やE231系など)は、普通列車(各駅停車)の場合、車体側面表示器での種別表示を省略していたが、普通列車(各駅停車)の場合でも「普通」(各駅停車の場合は「各駅停車」)と種別名を表示するようにしている。トイレ設置車両ではトイレ近接の乗降ドア位置が車両中央側に寄せられた。これは電動車椅子対応の大型トイレ設置によるもので、当該車両では乗降ドアの配置が左右対称ではない。新製時より車外側面には乗客への案内用に車外スピーカーを設置する。



車内設備

車内はユニバーサルデザインの充実のため、一新されている。基本的な内装カラーは白色系とし、床面は茶色系としている。内装はメーカーによって造作に相違いがある。
ドア付近
片側4か所に設けられた両開き式の乗降ドアは戸挟み安全装置付きリニアモーター式ドアエンジンを装備する。これは常磐線快速・成田線用のE231系と同一方式であるが、開閉時の動作音が低減された。ドアスイッチを併設する反自動機能付きで、車内から見て右側に開閉ボタン(外部には開ボタン)がE231系よりも多少低い位置に設置されている。半自動機能は、冷房および暖房使用時に交流区間での始発駅や途中駅の特急待避、長時間の列車交換待ちの停車時にセットされる。また、最初に落成した基本・付属編成各6本の各ドアにはドアスイッチの使用方法が表記されたステッカーを貼り付けしている。
ドア付近のバリアフリー
視覚障害者への配慮のため、ドア先端部の車内側には黄色のテープが高さいっぱいに、また床には黄色の滑り止めも兼ねた点字ブロックを配置している。これはJR東日本では初めての採用である。
ドア上部にはLED式2段の旅客案内表示器とドアチャイム・ドア開閉時に赤く点滅する「ドア開閉表示灯」を設置している。旅客案内表示器は2段目の右端に号車番号を表示する。このため、車端部には号車番号表記はなく、付属編成では車体外部に号車番号は表記されていない。また、走行中は各種情報を「運行情報」→「行先」→「携帯電話」「優先席」(一方のみ、1駅毎に交互)→「テロ対策」の順に表示する。
座席
投入当初は基本編成の1・2・9・10号車と付属編成の13 - 15号車の7両がセミクロスシート、それ以外の8両がロングシートであったが、2007年1月からの基本編成の4・5号車へのグリーン車組み込みに伴い、9号車にロングシート車が組み込まれた編成がある。座席表地の色は茶色がかった色である。1人あたりの座席幅は E231 系より 10 mm 広い 460 mm で、座席クッションは2004年度以降に落成したE231系と同様のSバネ入りとして座り心地の改善を図っている。

つり革
黒色成型の三角形で、ロングシート部とクロスシート部で持ち手の形状が異なる。枕木方向の個数がE231系の2個に対して3個に増設されている。車両両端部ではつり位置を下げている。優先席のつり革は順次、黄色のものに変更されつつある。
トイレ
15両編成中3か所(1・10・11号車)に真空吸引式様式トイレを設置する。電動車椅子での利用に対応させるため出入口の開口幅がE231系の 741 mm から 900 mm に拡幅され、トイレ側の第3ドアと第4ドアの間は座席配置が変則的である。グリーン車では、5号車 サロE531形 の上野寄り車端部に洋式トイレ・洗面所を設置する。
案内放送
自動放送装置・車外スピーカーによる案内放送が行われる。前者では日本語と英語による行先や次の停車駅、ドア開閉方向のほか、ドアの半自動設定時や非常ブレーキ時の放送も備えている。後者ではドアの半自動設定時や乗降促進メッセージ、車掌からの放送および東洋メディアリンクス製の発車メロディの再生が可能である。これにより、発車メロディ操作スイッチのない駅でもメロディを再生することが可能になった。
その他
側窓は各車両とも開閉可能な下降窓と固定窓を用いており、窓ガラスには濃色グリーンのUV・IRカット熱線吸収ガラスを使用することでカーテンの設置は省略している。
荷棚は、従来のステンレスパイプ製のものからアルミニウム合金製の板状のものを採用した。
補助送風機である横流ファンの整風板は火災対策から、他社局の車両にも見られる車内全長に連続した銀色のアルミ合金製を採用した。
各車両間の貫通扉はE231系で採用実績がある傾斜式戸閉装置である。
車椅子スペースは各先頭車の連結面寄りに設置した。
乗務員室関係

乗務員室は前述した高運転台構造で、運転士用の座席を設置する床面は客室床面よりも 520 mm 高くしている。運転台の機器配置はE231系近郊形(東海道線用)に準じた構成で、速度計・圧力計等の計器類や各種表示灯を廃し、これらを「グラスコックピット」と称する液晶モニターに表示する方式である。

乗務員室内には通常用および非常用のパンタグラフ降下スイッチが設置されている。列車制御システムとしては TIMSおよび VIS(各種情報提供装置)が搭載されている。


機器構成

E231系近郊タイプの基本設計を基に、高速運用に対応するため、JR東日本の特急用車両のE653系(「フレッシュひたち」用)に準じた制御・駆動系を用いる。営業最高速度は 180 km/h に上げられ、速度種別は A50 を指定する。

主変換装置は日立製作所製のIGBT素子によるVVVFインバータ制御を採用している。主電動機は東洋電機製造製の かご形三相誘導電動機 MT75 形で、1時間定格出力は 140 kW 、歯数比は 16:97(≒ 1:6.06)、起動加速度は 3.0 km/h/s である。

補助電源装置はIGBT素子を使用した東洋電機製造製の静止形インバータ (SIV) で、電源容量は 280 kVA を有している。基本編成では2台、付属編成では1台を搭載する。システムは待機2重系とされ、140 kVA 2群構成の並列同期運転を行っている。このシステムは SIV の負荷が分散でき、故障時には処置が容易なことや出力低下が少ないなど冗長性に優れたものである。

台車は軸梁式ボルスタレス台車の DT71 形・ TR255 形で、床面を下げるため台車側梁の中央部を下げている。高速運転に対応するため、全車にヨーダンパが設置され、軸バネ部分にはオイルダンパを装備する。

電動空気圧縮機 (CP) は E231系などと同様のスクリュー式で、新開発の MH3124-C1600SN3 形を搭載する。

ブレーキ装置は回生ブレーキ併用の電気指令式空気ブレーキで、全電気ブレーキ機能を有する。このほか、60 km/h 以上での定速制御・10 km/h 以下の低定速制御・抑速ブレーキも装備する。

保安装置は製造当初よりATC形を搭載しており、デジタル列車無線機器と ATC表示器が新製時より設置された。




勝田車両センター所属のK417編成・K461編成の仕様をプロトタイプに模型化
4両基本セット+4両増結セットA+2両増結セットB+5両付属編成セットで実車どおりの15両フル編成も再現可能です。
基本セットは、吊下げ式新パッケージを採用。また、4両増結セットAは基本セットが収納可能な8両ブックケースを採用しておりますので、編成を8両に増やした場合でもスッキリ収納が可能です。また最終的に付属編成セット(5両)をお求めいただくと、増結セット   Bの2両を収納でき、15両編成が2つのセットケースにすべて収められるようになっています。
E231系をベースにデザインが一新された先頭部形状を的確に再現

ドアスイッチや車体妻面にあるアンチクライマーを的確に再現
交直流電車の特徴である、パンタグラフ周りの高圧機器類をリアルに再現
前面窓から見える乗務員室の背面仕切りを表現。また、同時に仕切り窓を通して室内を見ることができます。
先頭車前面ガラスには、好評のサンバイザー(ブルー)表現を美しく再現
先頭車屋根は列車無線アンテナが2本に増設されたタイプ





基本セット(4両)  ・クハE530-17+モハE531-1017(M)+サロE530-12+クハE531-17
増結セットA(4両) ・モハE530-17+サロE531-12+モハE530-2017+モハE531-2017
増結セットB(2両) ・サハE530-2015、サハE531-2006
付属編成セット(5両) ・クハE530-2011+モハE530-1011+モハE531-11(M)+サハE531-22+クハE531-1011
付属部品
行先表示シール ・列車無線アンテナ・信号炎管(ユーザー付部品)
KATOカプラー伸縮密連形(ボディマウント)を採用
フライホイール搭載動力ユニットを採用
DCCフレンドリー (電車形デコーダ)





15両編成(11M4T・9M6T)

   ● 11M4T…全車両普通車の編成と付属の5両編成にグリーン車が1両だけ連結してある編成の2つ。

   ● 10M5T…6両編成+4両編成+5両編成の15両編成。 全車両普通車の編成と付属の5両編成にグリーン車が1両だけ連結してある編成の2つ。

   ●  9M6T…10両編成+5両編成 と 6両編成+4両編成+5両編成の2タイプ。 先行のタイプで10両編成(グリーン車2両込)と付属5両編成がグリーン車ありとなしの2つ。 後者のタイプで6両編成(グリーン車2両込)と付属5両            編成がグリーン車ありとなしの2つ。計4つ。

10両編成(8M2T・7M3T・6M4T)

   ● 8M2T…全車両普通車の編成。

   ● 7M3T…6両編成+4両編成の全車両普通車の編成。

   ● 6M4T…グリーン車が2両連結をしている編成。

6両編成(4M2T)(3M3T)

   ● 4M2T…全車両普通車の編成。

   ● 3M3T…グリーン車が2両連結をしている編成。

5両編成 (3M2T)

   ● 3M2T…全車両普通車の編成とグリーン車が1両連結をしている編成。


4両編成(3M1T)

   ● 3M1T…全車両普通車の編成。


















1号車 クハE530-16



2号車 モハE530-16



3号車 モハE531-1016



4号車 サロE530-11



5号車 サロE531-11



6号車 サハE530-2014



7号車 モハE530-2016



8号車 モハE531-2016



9号車 サハE531-2005



10号車 クハE531-16



11号車 クハE530-2011



12号車 モハE530-1011



13号車 モハE531-11



14号車 サハE531-22



15号車 クハE531-1011










・wikipedia

・JR東日本

・KATO




■ wikipedia  JR東日本E531系電車

■ KATO E531系 常磐線







10-525 KATO JR E531系(常磐線) 8両基本セット
本体価格 \ 19,740
10-526 KATO JR E531系(常磐線) 2両増結セット 本体価格 \ 3,150
10-527 KATO サロE530/531 2両セット 本体価格 \ 3,990
10-283 KATO JR E531系(常磐線) 5両セット 本体価格 \ 14,910
10-282  KATO サハE531/サハE531 2両セット 本体価格 \ 3,150
10-570 KATO JR E531系常磐線 基本セット(4両) 本体価格 \ 11,550 
10-571 KATO JR E531系常磐線 増結セットA(4両) 本体価格 \ 8,505
10-572 KATO JR E531系常磐線 増結セットB(2両) 本体価格 \ 3,150


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